中国を観る(6)
「帰り便も欠航」
間がしばらく空き、忘れたころの更新で申し訳ない。
大連の旅の終わりも、また飛行機の欠航でした。2005年6月26日(日)朝から雨。空港で大変お世話になった税務師の趙さん、許さんの見送りを受け待合室に入ったものの、またもや大雨のせいで北京からの便が遅れている。一時滑走路の向かい側が見えないくらいの豪雨。夕方近くまで待って欠航が決まる。
土砂降りの中、航空会社のバスで手配のホテルへ。航空会社の手配のものは余り良いホテルとは言えず、しかも相部屋…ということで包さんに別のホテルを手配してもらう。
旧日本人街だったという住宅街の中のホテル。敷地内に戸建住宅風の2階屋が何棟もあり高級な感じ。一棟に4〜5室程度の部屋がある。広さと言い、部屋の調度と言いなかなか立派なものでした。さらに感心したのは、昨日まで宿泊していたホテルと打って変わり非常に接遇態度が良い。フロントはもちろん、清掃スタッフまでが「笑顔」で丁寧に挨拶する。中国にも「接客訓練」の行き届いた、サービス精神旺盛なところが有ったのだ。それで、一泊日本円で6000円程度。(富麗華南山花園酒店)
空港でお別れしたはずの趙さん達が、また夕食に同行。飛行機欠航のおかげで、また楽しく美味しい宴。日曜日だからか、高級中華料理店も家族連れで満杯。中国も豊かな家族が多いようだ。ただ食事の前に、皆さん翌月曜日の日本での仕事の調整に電話・電話・電話。
翌日、やはり飛行機は遅れ気味で当日予約が優先で、昨日の便予約分は乗れないかも知れない…という。「姫路」「広島」組は先に着く「広島便」に空席があり急遽変更。我々福岡・北九州組は昼過ぎやっと出発。
トラブルの中、空港での色々なやり取りで感じた事は、「市の政策で日本語教育が盛ん…と言われる大連市」でさえ空港で日本語が話せるスタッフは稀で、身近な通訳がいなければどうしようもない。街中のホテルや、料理店でもまず日本語は通じ無い。英語もなかなか通じない。
大連でさえそんな状況だから、他の地方ではもっと不自由な事だろう。
後記:日本に帰って感じた事は、「日本って人が少ない!」しばらくは福岡の街に居てもそう感じた。
今、福岡県の中小企業診断士の仲間と「国際ビジネス研究会」を立ち上げ「中国との経済交流のありかた」「具体的事業化計画」を検討している。興味のある方は連絡ください。